指先の怪我でピアノが弾けなかった話。

      2017/02/07

こんにちわ ぜち です。

 

ピアノを習い始めてから二年目の夏出来事。

この年から秋のお楽しみ会での発表会は、バイオリンとチェロとコントラバスだったかなのアンサンブルで弾くことになってしまった。

 

入会した年は、ピアノのソロでも良かったのに、バイオリンの先生の親が経営している教室だから、その先生の趣味なんだろうなぁと思う。

習い始めで滿足に弾けないのに、アンサンブルとなると又、勝手が違う。

 

大体、バイオリンがメインパートになる曲が多いから、ピアノは伴奏が主体になる曲の方が多い。

どっちの発表会だか分からなくなる。

 

と言っても、発表会だから、ピアノがメインになる様に、それなりにアレンジはしてくれるんだけどね。

そんな、ある日、会社でパソコンを廃棄する為に、ハードディスクにドリルで穴を開ける必要があったのだけど、設備課の人に頼めば良かったのに、頼むのが面倒で、自分の部の作業場にボール盤ていうドリルで穴を開ける道具があったので、それで開ける事にした。

 

ボール盤に8mm位のキリを装着し、ハードディスクは手で抑えて、本当は万力とかで固定しないといけないのだが、固定する道具が無かったので、左手で抑えて穴を開ける事にした。

ハードディスクを手で抑え、スイッチを入れてドリルが回った。

 

ゆっくり下に降ろして、穴を開け始めたが、力を入れて下げ初めた途端、キリの先が噛んでしまった為、ハードディスク毎回転してしまい、アッと思った時には持っていた左手の薬指が跳ね飛ばされてしまった。

 

ズキンと痛みが走り、見ると左手の中指の先が、ハードディスクの角の様な形でえぐられてしまい、みるみるうちに血が噴き出し、指先が痺れてきた。

手袋はしていたが、それも敗れてしまう程の傷だった。

 

顔面が真っ青になり、まず頭に浮かんだのが、ピアノが弾けなくなって発表会どうしようという事だった。

それと、これは業務中だから、労災になってしまう。労災になると面倒な事になって、痛くない腹もいっぱい探られる。どうしょう、、。

 

最終的に安全管理を怠った自分が悪いって言われるのがおちで、罰則を受けるとも限らない。

工作物を手で抑えて加工するのは、危険だからね。わかってはいたんだけど、ちょっと横着した自分が悪いのだ。

 

頭の中は走馬灯の様に、色々な事を想定した考えが流れだした。

 

ティッシュで拭いても、後からどんどん血が出て来て手に負えなくなたので、取りあえず会社の診療所に行って応急処置をしてもらった。

病院に行くかどうか聞かれたが、病院に行ったら、間違いなく労災扱いにされるとの事だから、行くのは断って様子を見る事にした。

 

応急処置で血は止まったものの、シビレと疼く様な痛みは相変わらずだった。

指先なので当然、左手はピアノを弾く事が出来なくなった。

 

ピアノの先生にも一応メールで連絡はした。

2~3日経っても、指先の痛みは引かないので、ひょっとしたら骨が折れているかもしれないと思い、近くの整形外科に行ってレントゲンを取ったが、ヒビも入ってないかったので、一先ず安心した。

 

それからも、指先を抑えると痛む症状はずっと消えず、指先の真ん中ではないから、ピアノを弾いても当たる位置ではないので、弾けなくはないが、やはりちょっと抑えどころが悪いとズキッと来た。

怪我のし始めはなんともなかったが、2週間位してから、爪が内出血で黒くなって来て、なんとも痛々しかった。

 

爪が全部生え変わるのに1年位かかるらしい。

レッスン日に先生は、発表会は自分の左手の変わりに弾くから、右手だけで練習しましょうと言ってくれた。

 

怪我から2ヶ月経っても、打撲的な痛みは治まったが、抑えると痛む神経的な痛みは治まらないので、ネットで調べてみたら、指先の神経が切れて痛みが取れなくなっている事が分かった。

 

指先の神経は細すぎて、切れても繋ぐ事が出来ないらしく、そのままにしておくしかないのだ。

何年かすれば、痛みも気にならないくらいになるらしかった。

 

それでも、このままピアノが弾けなくなるのも嫌だったので、なんとかならないかと、手の専門病院を調べて行ったが、やはり同じ様な事を言われて、傷口が柔らかくなるような薬をもらった。

ピアノ発表会は、バイオリンとのアンサンブルに加え、先生との連弾という格好でなんとか終わった。

 

アンサンブルは違う意味で難しい、間違えても弾き直しは出来ないし、間違えたら自分の弾ける所まで待っているしかないのだ。

先生が左手を弾いているとはいえ、途中ミスをしてしまったが、なんとか弾き終わった。

 

キズの痛みは、徐々に収まり発表会後には徐々にピアノが弾ける位には迄は回復した。

爪の内出血が無くなるのも、1年弱位かかり、痛みも殆ど問題にならない位迄に回復したが、今でも、そのキズ後を強く押すと、違和感は感じる程度だ。

 

いずれにしても、ピアノを弾いているんだから、怪我をしない様にもっと手や指を大事にしようと決心した出来事だった。

お終い!

 - ピアノの事